長きに渡る戦争の歴史を垣間見る
さて、最後に紹介するのは、皆さんご存知4000年の歴史を持つと標榜するお隣り中国の城についてです。中国のいう4000年の歴史とは少々語弊があり、何も単独の王朝によって4000年もの長い時を超えてきたわけではありません。神話の時代である五帝時代に始まり、日本との交流が本格的に始まった隋や唐、歴史に名を残す悪王である紂の代に反乱によって滅んだという殷王朝、その殷王朝を滅ぼした武帝によって造られた周王朝や、三国志演義として日本でも強い人気を誇っている春秋戦国など、数多の戦火と数多の王朝による統治を経て、現在の形の中国へと至りました。この中国が中華人民共和国を名乗ったのはつい最近の出来事で、そこだけ見ればその歴史は決して長いものではありません。しかし、そこにいたるまでに様々な王朝によって様々な戦いに備えた城が建造されたことは間違いのない事実です。王朝こそ変わりこそすれ、建物はそのまま使われていたりした場合も少なくはありませんでした。